この記事では『スマ電』の評判・口コミ、料金比較、お得な特典、解約金、デメリットをまとめています。
結論、スマ電はおすすめしません。
ただし、スマ電の特典であるスーパーマーケットの割引などが大きなメリットになる家庭は検討するのもアリです。
電気代だけで考慮したら他の電力の方がもっと安くできます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
スマ電とは?
スマ電は株式会社アイ・グリッド・ソリューションズが供給する電力です。
大きな特徴は『スーパーで買える電気』と言われたり、スーパーマーケットの特典があること。
料金プランは複数あるので、後ほど詳しく見ていきましょう。
まずは評判・口コミからスマ電の評価から。
スマ電の評判・口コミが悪い理由は強引な勧誘と営業の態度
スマ電の評判・口コミを調べると、あまり良いとは言えません。
一緒に見ていきましょう。
※燃料費調整額は毎月変動するため、電気料金の試算結果には含まれていません。
詳細は各社ホームページでご確認お願いいたします。
節約額について利用者の口コミは良い
スマ電で安くなったという口コミも多く、お得に感じているユーザーが多いようです。
電力自由化になってから、自分は実践して節約しているがかなりお得。
東京電力で契約すると月2000円だけど、スマ電なら月1200円くらいの半額近く。海外旅行で長期いないと1000円切るときもある。
— 今年、社会人辞めて世界一周計画中! (@antraveller1) August 7, 2019
電気をスマ電に変えた。
年間9000円節約になる。— happiness (@0701yuchi) May 22, 2019
スマ電→niftyでんきと移動してみます。近くに提携スーパーないけどスマ電にしていたのは月額の300円引きが大きかったですね。これだけで中電より確実に安くなります
— ドクリン@松本在住 (@dqrn) April 16, 2018
特典について
スマ電ではスーパーマーケットの割引やポイントが貯まるなどの特典があります。
よく買い物に行くお店の割引が受けられるのならかなり魅力的ですね。
お得なセット割がたくさん載っていて参考になりました✨特にスマ電はスーパーで電気が買えるしスーパーの割引券がもらえるので興味があります😊
セット割チョイスさんの記事を参考に節約頑張りたいと思います!
キャンペーン参加させていただきました✨ご縁がありますように☺️— rina (@rina_t_d) June 7, 2019
不満の口コミの多くは営業・勧誘に原因がある
1番目についたのが営業に対する不満の口コミでした。
スマ電に限らず、自分に本当の合った電力なのか検討してから契約することをおすすめします。
スマ電?なんかよくわからんけど電気代切り替えの訪問にきて、断ったら「あぁー!お高いままでいいんですね!へぇ〜!変わった人もいるものですね!」って言われたから晒すわ
— てうぴ@ (@gachi_hoko_muri) March 6, 2021
スマ電というよりその代理店のモノリスはやめといた方いい。勝手に契約勧められててすっごい迷惑してる
— 小雪 (@whitealice36) July 17, 2021
要注意!必ずシミュレーションすること
訪問営業でそのまま契約になってしまうケースもありますが、契約後でも必ずシミュレーションしてください。
割高になってしまったり、解約したい場合は電話でキャンセルしましょう。
何かスマ電とか言う所が訪問で電気安くなりますから変更しましょうって言われて、断ったけど一応シュミレーションしたら年間割高になるやないか。
怖っ。騙される人もいるんだろうな。利用状況も調べず返させようとするなんて。— 月見里月影 (@tukikage0214) October 14, 2021
オプションの解約金に注意
オプションに解約金がかかるので注意しましょう。
以下の口コミのように後悔する声がいくつかありました。
スマ電に転居の連絡したら、引越し先が契約に対応してない地域で、継続割引の解約金取られてメソメソ泣いてる
— いしだ | CYDAS (@Onegai_MyMeIody)February 26, 2021
スマ電の料金プランと電気代のシミュレーション
スマ電の一般家庭向けプランは1種類です。
1.新料金プラン!『CO2ゼロ ホームプラン』
以下の2つの料金プランは、2022年3月10日をもって終了済みです。
2.従来の料金プラン『ホームプラン』
3.時間帯によって安い『ゼロ得プラン』
では、それぞれのプランを見ていきましょう。
1.新料金プラン!『CO2ゼロ ホームプラン』
『CO2ゼロ ホームプラン』の特徴は、基本料金0円・一律単価の料金です。
CO2の削減と安さを目指した地球と家計にやさしいプランになっています。
※対象は北海道・沖縄エリア以外
スマ電より単価の安い『Looopでんき』がおすすめ
同じように基本料金0円・一律単価の料金体系でいえば『Looopでんき』の方が安いです。
また、地球にやさしい電気を広めたいというスマ電の方針は『Looopでんき』も持っているので、エコ志向の方にもおすすめです。
エリア | スマ電 | Looopでんき |
---|---|---|
北海道 | 対象外 | 29.5円 |
東北 | 27.40円 | 26.4円 |
関東 | 27.70円 | 26.4円 |
中部 | 27.60円 | 26.4円 |
北陸 | 23.40円 | 21.3円 |
関西 | 23.70円 | 22.4円 |
中国 | 24.80円 | 24.4円 |
四国 | 24.80円 | 24.4円 |
九州 | 24.70円 | 23.4円 |
沖縄 | 対象外 | 27.0円 |
2.従来の料金プラン『ホームプラン』(受付終了)
もともとスマ電にある『ホームプラン』です。
新プランとの主な違いは以下の2つ。
▶確実に安い(関西エリアを除く)
『CO2ゼロ ホームプラン』は使用量が少ないと高くなってしまう可能性があります。
従来の『ホームプラン』の場合、ほとんどのエリアで地元の大手電力よりも基本料金・単価が安くなっています。
さらに使用量が多い場合には割引もあるので、一見するとかなり安そうに感じます。
しかし、割引を重ねてもそこまで安くありません。
実際にエリアごとにシミュレーション比較してみましょう。
ただし、関西エリアだけは8,000円以上にならないと関西電力とまったく同じ電気代です。
▶1人暮らし在宅少なめ 30A 100kWh(ほぼ家にいない人)
▶1人暮らし在宅多め 30A 240kWh
▶2人暮らし平均 30A 350kWh
▶3人~4人世帯平均 40A 450kwh
使用量 | 東京電力 | スマ電 | 差額 |
---|---|---|---|
1人世帯 少なめ 30A 100kWh | 2,846円 | 2,834円 | 12円/月 132円/年 |
1人世帯 在宅多め 30A 240kWh | 6,421円 | 6,333円 | 88円/月 1,056円/年 |
2人世帯 平均 30A 350kWh | 9,538円 | 9,184円 | 354円/月 4,248円/年 |
3~4人世帯 平均 40A 450kWh | 12,881円 | 11,817円 | 1,064円/月 12,768円/年 |
使用量 | 中部電力 | スマ電 | 差額 |
---|---|---|---|
1人世帯 少なめ 30A 100kWh | 2,965円 | 2,653円 | 312円/月 3,744円/年 |
1人世帯 在宅多め 30A 240kWh | 6,451円 | 6,087円 | 364円/月 4,368円/年 |
2人世帯 平均 30A 350kWh | 9,408円 | 8,933円 | 475円/月 5,700円/年 |
3~4人世帯 平均 40A 450kWh | 12,543円 | 11,895円 | 648円/月 7,776円/年 |
電気使用量 | 北陸電力 | スマ電 | 差額 |
---|---|---|---|
1人暮らし 少なめ 30A 100kWh | 2,511円 | 2,211円 | 300円/月 3,600円/年 |
1人暮らし 平均 30A 240kWh | 5,476円 | 5,176円 | 300円/月 3,600円/年 |
2人世帯 平均 30A 350kWh | 7,953円 | 7,653円 | 300円/月 3,600円/年 |
3~4人世帯 平均 40A 450kWh | 10,540円 | 9,728円 | 812円/月 9,7944円/年 |
北陸電力エリアは最低料金が300円安いだけで従量料金は北陸電力と変わりません。
10,000円以上になった場合はさらに5%オフ値引きになりますが、『エルピオでんき』や『あしたでんき』など、もっと安い電力もあります。
電気使用量 | 関西電力 | スマ電 | 差額 |
---|---|---|---|
1人世帯 少なめ 100kWh | 2,067円 | 2,067円 | 0円/月 0円/年 |
1人世帯 平均 240kWh | 5,558円 | 5,558円 | 0円/月 0円/年 |
2人世帯 平均 350kWh | 8,540円 | 8,113円 | 427年/月 5,124円/年 |
3~4人世帯 平均 450kWh | 11,419円 | 10,848円 | 571円/月 6,852円/年 |
関西エリアは料金設定は関西電力とまったく同じで、メリットがあるのは8,000円以上から。
一人暮らしはどんな家庭も安くなる『シン・エナジー』がおすすめです。
8,000円以上で5%オフと言っても、実際はあまりお得ではありません。
中国電力エリアは最低料金が200円安いだけで従量料金は中国電力と変わりません。
電気使用量 | 中国電力 | スマ電 | 差額 |
---|---|---|---|
1人世帯 少なめ 100kWh | 2,104円 | 1,904円 | 200円/月 2,400円/年 |
1人世帯 平均 240kWh | 5,816円 | 5,616円 | 200円/月 2,400円/年 |
2人世帯 平均 350kWh | 8,944円 | 8,744円 | 200円/月 2,400円/年 |
3~4人世帯 平均 450kWh | 11,903円 | 11,307円 | 596円/月 7,152円/年 |
10,000円以上になった場合はスマ電割引で5%オフになりますが、お得というほどの割引ではありません。
電気使用量 | 四国電力 | スマ電 | 差額 |
---|---|---|---|
1人暮らし 少なめ 100kWh | 2,224円 | 2,024円 | 200円/月 2,400円/年 |
1人暮らし 平均 240kWh | 5,870円 | 5,670円 | 200円/月 2,400円/年 |
2人世帯 平均 350kWh | 9,014円 | 8,814円 | 200円/月 2,400円/年 |
3~4人世帯 平均 450kWh | 12,064円 | 11,460円 | 604円/月 7,248円/年 |
四国電力エリアは最低料金が200円安いだけで従量料金は四国電力と変わりません。
10,000円以上になった場合は割引で5%オフになりますが、スマ電より安い『あしたでんき』がおすすめです。
電気使用量 | 九州電力 | スマ電 | 差額 |
---|---|---|---|
1人世帯 少なめ 30A 100kWh | 2,637円 | 2,487円 | 150円/月 1,800円/年 |
1人世帯 平均 30A 240kWh | 5,753円 | 5,603円 | 150円/月 1,800円/年 |
2人世帯 平均 30A 350kWh | 8,440円 | 8,290円 | 150円/月 1,800円/年 |
3~4人世帯 平均 40A 450kWh | 11,343円 | 10,775円 | 568円/月 6,816円/年 |
九州電力エリアは基本料金が150円安いだけで従量料金は九州電力と変わりません。
10,000円以上になった場合は割引で5%オフになりますが、1万円に対して5%割引は少なめです。
あまりおすすめしません。
3.時間帯によって安い『ゼロ得プラン』(受付終了)
時間帯によって単価が変わる『ゼロ得プラン』は2種類あります。
基本料金0円・一律単価で、平日9時~18時までの電気代が安くなるプラン。
平日の早朝・夜間と休日は単価が高くなります。
▶ゼロ得よるプラン
基本料金0円・一律単価で、平日20時~24時および、0時~6時の電気代が安くなるプラン。
平日6時~20時と休日は単価が高くなります。
※東京・関西・中部エリア限定
電気を使う時間に偏りがある人にはお得になります。
ただし、使用量によっては『シン・エナジー』の『生活フィットプラン』の方が安いので、どちらもシミュレーションすることをおすすめします。
解約金について
スマ電の公式サイトには6ヶ月ごとの自動更新にはなっていますが、解約手数料はかからないと明記されています。
ただし、この後紹介する2年契約の『プレミアムオプション』をつけると、2年以内の解約には1,200円(税込)の違約金が発生するので注意してください。
スマ電のお得な3つの特典
スマ電には以下の3つのお得な特典があります。
1.スーパーでの割引が受けられる
2.プレミアムオプションで月額割引される
3.提携カードの支払いでさらに割引される
1.スーパーでの割引が受けられる
【特典が受けられるスーパーマーケットの例】
▶Aプライス
▶富士シティオ
▶エーコープ京都中央
▶アピタ・ピアゴ
▶にしがき
▶一号店・ラッキーマート
▶ベルクス・ペルスポ
▶生鮮館なかむら
▶ボトルワールド
▶いちやまマート
特典は各スーパーマーケットごとに違います。
例
会員割引
100円~500円のお買い物券プレゼント
毎月100ポイントプレゼント
ポイント500円分プレゼント
など
地域によっては展開していないお店もあるのでメリットにならない人もいますが、よく利用するスーパーマーケットがあればお得になります。
2.プレミアムオプションで月額割引される
『プレミアムオプション』とは、2年契約すると、毎月50円割引になるサービスです。
ただし、2年以内の解約には1,200円(税込)の違約金が発生するので注意が必要です。
3.提携カードの支払いでポイントや割引が受けれられる(終了済み)
以下のサービスは終了済です。
提携クレジットカードで電気代の支払いをすると、ポイント付与や割引のサービスを受けられます。
スマ電の公式サイトには『ポケットカード会員特典』と表現されています。
▶P-one
▶コーナンカード
▶ファミマカード
など
1%割引特典カードならさらに割引される
P-oneやポケットカードはどの支払いでも、請求が1%オフになるお得なカードです。
スマ電では、P-oneやポケットカードを使うと、さらに、電気代が0.5%オフになります。
少しでも節約したい人にとっては嬉しい特典でしょう。
ポイント特典カードならさらにポイント加点
コーナンカードやくらしらくカードなら、いつものポイントに加えてさらに電気代1,000円ごとに1ポイントが進呈されます。
ファミマTカードやTカードプラスならいつものポイントの他に電気代200円ごとに1ポイントが貯められます。
スマ電の申し込みキャンペーンと利用までの流れ、基本情報など
スマ電の申し込みから利用開始までは以下のような流れになります。
⇓
スマートメーターの設置工事
(すでに設置済みの方は不要)
⇓
電気の供給開始
申し込みをすると、スマ電が契約中の電力への解約手続きを行ってくれるのでご自身での手続きはしなくて大丈夫です。
申し込み方法
スマ電の申し込みは、WEBの公式サイトやスマ電のポスターやのぼりがあるスーパーマーケットからでも申し込みが可能です。
また、代理店の『エネチェンジ』からの申し込みもできます。
ちなみにマンションやアパートの場合も申し込みは可能ですが、一括受電契約をしている建物は個人での契約はできません。
スマートメーターの設置工事について
基本的には立ち合い不要の無停電工事になりますが、エリアなどのよっては15分ほどの停電を伴うこともあります。
請求・料金の確認方法
スマ電のマイページにログインすると電気使用量や請求を確認できます。
紙での請求書の発行を希望する場合、毎月100円(税抜き)がかかります。
まとめ
スマ電は従来電力と比較すれば必ず安いのですが、あしたでんきなど他の新電力の方がお得です。
送電ネットワークは同じなので電力会社が違っても電気の質に違いがでることもありません。
スーパーマーケットの割引は魅かれますが、あしたでんきで電気代を大幅に節約した方が割引なしでもお得になる可能性が高いです。
ぜひ参考にしてみてください。
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