「一人暮らしでも東京ガスで電気とセットにしたら安い?」「東京電力と東京ガス、まとめるならどっち?」など、東京ガスの電気について気になっていませんか?
結論、東京ガスの電気は、使用量が多めの一人暮らしや信頼できるエネルギー業界大手の電気を使いたい人にはおすすめですが、料金面では他の新電力に劣ることも分かりました。
この記事では、3年以上多くの新電力を調査・比較してきた私が、下記の流れで利用者の評判・口コミも交えながら、一人暮らしで東京ガスの電気ガスをまとめる際のメリットや注意点などを解説していきます。
・一人暮らしで東京ガスの電気ガスをまとめる時のポイント
・東京電力と東京ガス、まとめるならどっちが安い?
・東京ガスの電気の申し込み~利用開始までの流れ
・東京ガスの電気への切り替えでよくある6つの質問
読み終わった頃には、東京ガスの電気を契約するべきかが分かるようになるので、ぜひ参考にしてください。
※燃料費調整額は毎月変動するため、電気料金の試算結果には含まれていません。
詳細は各社ホームページでご確認お願いいたします。
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。
目次
結論:一人暮らしで東京ガスの電気がおすすめな人
東京ガスの電気は、東京ガスが提供する電力サービスで、新電力販売量第1位を記録しています。(2022年10月時点)
知名度も高いエネルギー大手企業としての安心・信頼が大きな強みです。
東京ガスが1番安心して契約できるという人や電気をたくさん使う一人暮らしに、東京ガスはおすすめです。
ただし、電気代は東京電力より安くなりますが、ガス料金が高いこと、他の新電力に劣ることも分かりました。
では、東京ガスの電気は他社とはいくら違うのか、特典やメリット、注意点などを詳しく解説してきます。
一人暮らしで東京ガスの電気ガスをまとめる時のポイント
一人暮らしで東京ガスの電気・ガスを後悔せずに利用するためには、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
1.電気料金はあまり安くならない
2.10アンペアから申し込み可能
3.電気はパッチョポイント対象外
では、それぞれの項目を評判・口コミを交えながら解説していきます。
1.電気料金はあまり安くならない
東京ガスの電気・ガスが「あまり安くならない」という理由は2つあります。
①そもそもの料金があまり安くなっていない
②ガスセットの割引率も物足りない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①そもそもの料金があまり安くなっていない
東京ガスの電気は、あまり安いとは言えません。
東京電力 | 東京ガスの電気 | |
---|---|---|
20A | 572円 | 572円 |
30A | 858円 | 858円 |
40A | 1,144円 | 1,144円 |
120kWhまで | 19.88円 | 19.78円 |
300kWhまで | 26.48円 | 25.29円 |
301kWh以上 | 30.57円 | 27.36円 |
もしも、東京ガスの基本料金が50円安ければ最低でも50円は安くなりますが、実際には1円も変わらないので、安くなるのは使用量次第になります。
しかし、使用量が少ないと単価が安くなるのは1円以下なので、あまり期待できません。
具体的に例を挙げると、電子レンジで毎日2分あたためする場合、8日目でやっと1円安くなる程度です。
電力切替の最大のメリットは、電気の使い方を変えずに安くなるという点なので、個人的には物足りなさを感じます。
しかし、東京ガスには電気代がさらにお得になる『セット割』もあるので、詳しく見ていきましょう。
②ガスセットの割引率も物足りない
結論から言うと、東京ガスのセット割は料金に対して大きなメリットとは言えませんでした。
東京ガスの場合、電気とガスをまとめると、電気料金から0.5%割引が適用されます。
0.5%とは1,000円だったら、割引額は5円ということになります。
他社のセット割はさらにお得な水準になっています。
・CDエナジー:電気・ガスそれぞれ0.5%割引
・エルピオでんき:100円引き/月
・Looopでんき:単価26.4円/kWh⇒26円/kWh
CDエナジーは東京ガスと同じ0.5%割引ですが、電気だけでなくガスも割引対象です。
またエルピオでんきは定額で100円割引。Looopでんきは電気が多いほど、割引額が大きくなります。
実際に、セット割を含めた電気代・ガス代の合計料金を他の電力と比較してみましょう。
比較結果:電気代+ガス代は他社の方が安い
【電気】
契約アンペア:30A
使用量①:100kWh (やや少なめ)
使用量①:150kWh (標準)
使用量③:240kWh (多め)
【ガス】
使用量:10㎥
解約金なしで電気・ガスをまとめて契約できる新電力と比較しました。
一人暮らし 在宅少なめ | 電気 30A100kwh | ガス 10㎥ | 割引 | 合計 |
---|---|---|---|---|
CDエナジー シングルでんき ベーシックガス | 2,746円 | 2,143円 | 電気・ガス 0.5%割引き | 4,864円 |
Looopでんき Looopガス | 2,600円 | 2,280円 | 電気単価 26.4円⇒26円 | 4,880円 |
東電 東電ガス | 2,848円 | 2,145円 | -102円引き | 4,891円 |
ENEOSでんき ENEOS都市ガス | 2,846円 | 2,123円 | 0円 | 4,969円 |
東京ガス電気 東京ガス | 2,821円 | 2,212円 | 電気代 0.5%オフ | 5,033円 |
エルピオでんき エルピオ都市ガス | 2,972円 | 2,226円 | -100円引き | 5,098円 |
一人暮らし 平均 | 電気 30A150kwh | ガス 10㎥ | 割引 | 合計 |
---|---|---|---|---|
CDエナジー シングルでんき ベーシックガス | 3,938円 | 2,143円 | 電気・ガス 0.5%割引き | 6,050円 |
東電 東電ガス | 4,037円 | 2,145円 | -102円引き | 6,080円 |
ENEOSでんき ENEOS都市ガス | 3,978円 | 2,123円 | 0円 | 6,101円 |
Looopでんき Looopガス | 3,900円 | 2,280円 | 電気単価 26.4円⇒26円 | 6,180円 |
東京ガス電気 東京ガス | 3,990円 | 2,212円 | 電気代 0.5%オフ | 6,182円 |
エルピオでんき エルピオ都市ガス | 4,085円 | 2,226円 | -100円引き | 6,211円 |
一人暮らし 在宅多め | 電気 30A240kwh | ガス 10㎥ | 割引 | 合計 |
---|---|---|---|---|
ENEOSでんき ENEOS都市ガス | 6,118円 | 2,123円 | 0円 | 8,241円 |
エルピオでんき エルピオ都市ガス | 6,158円 | 2,226円 | -100円引き | 8,284円 |
CDエナジー ベーシックでんき ベーシックガス | 6,232円 | 2,143円 | 電気・ガス 0.5%割引き | 8,333円 |
東京ガス電気 東京ガス | 6,266円 | 2,212円 | 電気代 0.5%オフ | 8,447円 |
東電 東電ガス | 6,418円 | 2,145円 | -102円引き | 8,464円 |
Looopでんき Looopガス | 6,240円 (セット割 適用済) | 2,280円 | 電気単価 26.4円⇒26円 | 8,700円 |
※Looopでんき以外の電気代・ガス代は、セット割適用前の料金で表示しています。
月単位で見れば大きな差ではありませんが、年単位で見ればそれなりの差になってきます。
例えば、東京ガスよりも電気・ガスそれぞれ安い『CDエナジー』と契約した場合、平均使用量だと年間1,000円以上変わってきます。
東京ガスの電気を選ぶ人の評判・口コミを見ると、安さは二の次という人や月100円~200円の節約より信頼を重視したい人は東京ガスで電気もまとめることも多いようです。
東京ガスだから安心という人は東京ガスが1番おすすめですが、料金が安い方が安心する人には他の新電力をおすすめします。
電気料金のほうが高い人はマジで東京ガスのほうにまとめるのも良さそう😌まぁ、電気もガスも単品で最安にするのが一人暮らしとかなら安いのかもだけど、個人的に災害時の対応とか安いとこだと心配なので、ライフラインに関わるものはやっぱり…
— るくしおん@推しの幸せが活力 (@rukushion0_0) November 4, 2021
引っ越し先が決まった!
ので電気・ガスを改めて調べてみたけれど、一人暮らしならそんなに差が無さそうだなぁ。
調べて悩む時間の方がもったいなさそうなので、東京ガスでまとめたままにしようかな。— まいく (@mike_yokutaberu) May 2, 2021
2.20アンペア以下の一人暮らしにはおすすめ
新電力の多くは30A以上が契約対象ですが、東京ガスの電気は10A~申し込み可能なので、20A以下の一人暮らしには東京ガスの電気をおすすめします。
30Aで単価が安い電力を使うより、東京ガスの電気を20Aで利用する方が安くなります。
『シン・エナジー』で30A 150kWhを利用する場合
⇒3,872円
『東京ガス』で20A 150kWhを利用する場合
⇒3,704円<
(セット割後:3,685円)
また、電気とガスを一緒にしたい場合は、以下の口コミにあるように契約できる電力はかなり限定されます。
というわけで、今年春までの電気料金や今のガス料金で、一人暮らし関東20A普段からインフラ節約人間の僕が唯一安くなりそうな電力会社であるCDエナジーで料金シミュレーションしたところ電気ガス合わせて年間千円前後かMAX二千円安くなる程度。
手間暇と信頼性考えたら東京電力と東京ガス継続だなぁ。
— A1理論はミニマリスト (@A1riron) December 14, 2021
ミツウロコでんきも20A以下の契約が可能ですが使用量少ないと基本料金も単価も変わらないので、上記の口コミの通り、節約も考えるならCDエナジーか東京ガスが良いでしょう。
3.電気はパッチョポイント対象外
2023年3月までは、東京ガスの電気・ガスを利用すると、東京ガス独自のポイント『パッチョポイント』が付与されていましたが、2023年4月以降は電気料金は、『パッチョポイント』の対象外です。
利用者には好評のサービスだったので残念ですが、ポイント交換やオリジナルグッズが欲しい人は、東京ガスでパッチョポイントを集めましょう。
東京電力と東京ガス、まとめるならどっちが安い?
電気とガスをまとめる場合、東京電力と東京ガス、まとめるならどっちが安いのか?徹底比較しました。
結論、ほとんど家にいない一人暮らしなら東京電力(スタンダードSプラン)が安く、電気を多めに使う単身や2人暮らしは東京ガスが安くなります。
注意点として、東京電力の「スタンダードSプラン」とは従来の「従量電灯プラン」とは違う新しいプランであること。
詳しい比較を確認していきましょう。
一人暮らしなら東京電力、2人暮らしは東京ガスが安い
一人暮らしなら東京電力(スタンダードSプラン)、2人暮らしは東京ガスが安くなります。
また、電気が安いのは東京ガス、ガスが安いのは東京電力となるので、ご自宅の電気・ガスの使用量のバランスにも注意が必要です。
電気使用量を3つのパターン+ガスの平均使用量で料金を比較してみました。
※東京電力のプランは以下の通り
電気:スタンダードSプラン
ガス:とくとくガスプラン
セット割:102円割引
電気代 | ガス代 (10㎥) | 合計 | ||
---|---|---|---|---|
30A 100kWh 少なめ | 東京ガス セット (割引適用済) | 2,821円 | 2,212円 | 5,033円 |
東電 セット (割引適用済) | 2,744円 | 2,145円 | 4,889円 | |
30A 150kWh 平均 | 東京ガス セット (割引適用済) | 3,935円 | 2,212円 | 6,147円 |
東電 セット (割引適用済) | 3,937円 | 2,145円 | 6,082円 | |
30A 240kWh 多め | 東京ガス セット (割引適用済) | 6,266円 | 2,212円 | 8,438円 |
東電 セット (割引適用済) | 6,316円 | 2,145円 | 8,461円 |
東京ガスでまとめると安くなるのは一般的な電気使用量で2人暮らしですが、在宅ワークの方や夏・冬で電気の使う量が大幅に増える場合には、一人暮らしでも東京ガスがお得になる可能性もあります。
上記結果にポイント還元は含めていませんが、東京ガスの1,000円=15ptに対して東京電力は1,000円=5pt。
ポイントの交換先が豊富なのは東京ガスなので、ポイント重視の方は東京ガスの方が満足できるかもしれません。
例えば、東京電力もTポイントやdポイントに交換可能ですが、楽天ポイントには交換できないので注意しましょう。
東京ガスの電気の申し込み~利用開始までの流れ
電力の切り替え手続きはとても簡単です。
必要なものを準備すれば5分くらいで手続きできるので、スキマ時間に申し込みできます。
また、契約中の電力会社への解約手続きは、東京ガス対応するので申し込みするだけで大丈夫です。
申し込みから利用開始までは以下の3つのステップになります。
1.検針票を準備
2.申し込み
3.利用開始
準備するもの~利用開始までの流れを確認していきましょう。
1. 検針票を準備
検針票があるとスムーズに申し込みができます。
もし検針票がない方は以下の情報を契約中の電力に確認しましょう。
・22桁の供給地点特定番号
・契約中の電力会社のお客様番号
また、東京ガスでガスを利用中の方は「ガス」の検針票も用意しましょう。
2.申し込み
webからの申し込みには、2つのパターンがあります。
①検針票や会員ページの画像のアップロード
②自分で入力する
情報の入力を簡略化したい方は画像のアップロードが便利です。
3.利用開始
手続きが完了し、東京ガスの電気を使えるようにまでは1ヵ月~2ヵ月程度かかります。
ご自宅の検針日程によって変わるので、明確な日程を知りたい方は東京ガスに問い合わせしましょう。
東京ガスの電気への切り替えでよくある6つの質問
最後に、東京ガスの電気に切り替える際によくある6つの質問をまとめました。
1.初期費用・解約金は無料?
2.料金が高騰するリスクはない?
3.賃貸物件でも契約できる?
4.ガス無しで電気だけの契約もできる?
5. セット割の適用はいつから?手続きは必要?
6.特典の『クラシル』って何?
疑問がある方は申し込み前にスッキリ解消しましょう。
1.初期費用・解約金は無料?
契約金や手数料などの初期費用、解約違約金もありません。
費用は一切かからず、契約できます。
東京ガスの電気を解約する際は手続きはいらないので、契約したい電力を申し込むだけで大丈夫です。
ただし、引っ越しで解約する場合は電気を停止する必要があるので、東京ガスに連絡しましょう。
2.料金が高騰するリスクはない?
東京ガスの電気は、市場連動型のプランではく、固定料金なので料金が高騰することはありません。
※市場連動型とは、日本卸電力取引所(JEPX)の価格によって料金単価が変動するプランのことをいいます。
3.賃貸物件でも契約できる?
アパートやマンションなどの賃貸物件も契約できます。
ただし、管理会社やオーナーさんが建物全体で電力を契約している物件だと自由に新電力を契約できません。
4.電気だけでも申し込みできる?
以前はガスも必須でしたが、2021年12月現在は電気だけの契約も可能です。
契約アンペアも10A~申し込みできます。
Twitterで過去の口コミを遡ったり、情報が更新されていないサイトには「ガスとセットじゃないと申し込みできない」と書いてあるケースもありますが、東京ガスでは電気単独の契約もできます。
5.セット割の適用はいつから?手続きは必要?
東京ガスを利用中の場合、申し込みページの中に「希望されるお手続きの項目」で「ガス・電気セット割が適用なります」と表示されます。
すると、電気代請求の初月からセット割が適用となります。
東京ガス以外のガスを使っていて後から東京ガスを利用する場合は、別途、連絡をする必要があるので注意してください。
6.特典の『クラシル』って何?
「クラシル」とは、レシピ動画サービスです。
東京ガスの電気ガスをセットにすると、クラシルの有料機能「人気順検索」「人気ランキング」が東京ガスのマイページで使えるようになります。
まとめ
一人暮らしで東京ガスの電気ガスを契約するポイント・注意点について解説してきましたが、いかがでしたか?
電気は東京電力、東京ガスはガスで契約するよりも、東京ガスでセットにした方が安くはなりますが、ガス高いため電気使用量が多い方がよりお得になります。
他社新電力と比較すると料金面では劣る面もありますが、エネルギー業界大手の信頼と安心感を重視したい人には許容範囲かもしれません。
しかし、少しでも安くしたいと思った人は、比較表で安かった電力や以下の記事を参考にベストな新電力を見つけてくださいね。
『CDエナジー』
1.豊富なプラン!
電気をたくさん使う家族向けの「ファミリーでんき」、一人暮らし向けの「シングルでんき」!
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2.ガスもセットでお得!
セットで割引になります。
毎月貯まるポイントは、電気代の支払いや他のポイントとの交換も可能!
初期費用0円!解約金は原則なし。(一部プランを除く)
電力切り替えは次回検針日です!
早めの申し込みをおすすめします!